はじめに
スピンオフが始まったり、アニメ化されたり、いわゆる有名作品ですがコミカライズにしかない魅力もあります。
そんなド定番のなろう作品のコミカライズを5つ紹介します。良かったら次に読む作品の参考にして下さい。
転生したらスライムだった件
川上泰樹 (著), 伏瀬 (著), みっつばー (著)
作画:☆☆☆☆★ 演出:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆☆☆
あらすじ
通り魔に刺されて死んだサラリーマン三上悟は、暗闇の中で目覚めるとなんとスライムに転生していた!「リムル=テンペスト」の名を得た後、暴風竜ヴェルドラを始めとする友達や仲間、配下を増やしつつ魔物の町を作り始める。
内容紹介とおすすめポイント
通り魔に襲われた主人公が、異世界のスライムとして転生する。
タイトル通りの作品ですが、いわゆるドラクエ的なスライムでなく、テーブルトークなどで主流な「厄介な魔物」のイメージとして描かれており、そのスライムの特性を活かして、様々な強敵を倒し、仲間を増やしていきます。
序盤は国作りがメインとなっているので、シュミレーションゲームやRPGが好きな方は街が出来上がっていく様子にワクワクすること間違いなしです。
読みやすい絵柄にハードなアクションから国作り、美少女まで。
これぞなろう!という要素が詰まりまくっているコミカライズの名作です。
無職転生~異世界行ったら本気だす~
フジカワ ユカ (著), 理不尽な孫の手 (著), シロタカ (著)
作画:☆☆☆☆★ 演出:☆☆☆☆☆ キャラ:☆☆☆☆★
あらすじ
10代前半から34歳まで引きこもりとして生活していた無職の主人公は、親が死去したタイミングで兄弟に見限られて家を追い出されてしまう。
家を出た後、トラックに轢かれかけた高校生3人を助けようとして事故死してしまうが、目覚めると赤ん坊として剣と魔法の異世界に転生していた。
内容紹介とおすすめポイント
トラック=異世界への切符
というダイナミック異世界転生の定番を世に広めた、なろうの原典的作品です。
剣と魔法、ハイファンタジーな世界観の中で描かれる人間関係と、主人公であるルーデウスの成長が描かれており、前世のトラウマや転生後に直面する「今まで怠っていたもの」に向き合う過程がストーリーのメインになります。
大人向けシーンが豊富で有名な作品でもありますが、コミカライズはアニメほどそのようなシーンは少なく、淡々と原作を解釈した素直な作品になっています。
アニメの補足になる要素と省いている要素があり、演出の違いを楽しめるのでアニメを観た方にもおすすめです。
オーバーロード
深山 フギン (著), 大塩 哲史 (著), 丸山 くがね (著),so-bin (著)
作画:☆☆☆☆☆ 演出:☆☆☆★★ キャラ:☆☆☆☆☆
あらすじ
長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」がサービス終了を迎えた瞬間、プレイヤーのモモンガはゲーム内の世界へとアバターごと転移してしまう。
その後、人格を持ったNPCを従え、かつてのギルド名【アインズ・ウール・ゴウン】に名乗りを改め世界征服に挑んでいく。
内容紹介とおすすめポイント
ユグドラシルというゲーム世界への転移なので世界観やスキルなどがその設定を受け次いでおり、そこが大きな魅力になっています。
モモンガが仲間と共に作り上げたギルドは人外の種族のみというコンセプトだったので、NPCもサキュバスやヴァンパイア、ダークエルフなど、これぞ魔族というデザインで行動基準も悪そのものです。
そのようなNPC達が人格を持って動き出すので、あれよあれよという間に、世界征服を目指すことになり、アンデットに変化した主人公と共に各地で残虐非道な侵略をしていくことになります。
見方が違えば完全に【悪】そのものなのですが、統治方法や謀略が新鮮で読んでいて飽きませんし、人間社会や貴族の闇をぶった切るような展開はかなり痛快です。
蜘蛛ですが、なにか?
かかし朝浩 (著), 馬場 翁 (著), 輝竜 司 (著)
作画:☆☆☆★★ 演出:☆☆☆★★ キャラ:☆☆☆☆★
あらすじ
ある事故により、通っていた高校の教室が爆散。主人公である「私」を含む教室内の生徒と教師は全員死亡、そして、目が覚めるとそこは大迷宮でしかも蜘蛛に転生していた・・・!。
内容紹介とおすすめポイント
この蜘蛛(主人公)、とにかくよく喋ります。主に1人語り。
生前がややコミュ障気味だったことの反動か、迷宮内に放り出されたのをきっかけに騒がしく大立ち回りします。
ギャグマンガのようなハイテンポで序盤は進んで行き、迷宮探索者や強敵を打ち倒しながら成長していきます。元女子高生の蜘蛛という設定も相まって、気楽に読み進めることが出来る作品です。
爆散した教室の生徒達の行方もストーリーと大きく絡んで来るのか?
迷宮だけでなく大きく広がりを見せる展開はハチャメチャながらも、重厚なファンタジー物語です。
盾の勇者の成り上がり
藍屋球 (著), アネコ ユサギ (著), 弥南 せいら (著)
作画:☆☆☆☆★ 演出:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆☆★
あらすじ
図書館で四勇者について書かれた本を手にとった大学生の岩谷尚文は、盾の勇者として異世界にある国家メルロマルクに召喚された。
次元の亀裂から魔物が大量に湧き出すという波から世界を守ることを国王から命じられるが、盾は攻撃が出来ない。そんな尚文に女従者マインが近づいて・・・。
内容紹介とおすすめポイント
盾の勇者は盾以外の装備ははじかれて装備不可。
つまり攻撃手段が無いという超縛りプレイ状態で尚文は放り出されます。
常に誰かと共闘する必要があるのですが、それもわけあって頓挫。追い詰められた尚文は、人を信じることが出来なくなり、悪人として振舞い始めます。
ダークヒーローが生まれるまでを丁寧に描き、尚文が自分を取り戻すまでが序盤のメインテーマとなっており、そこに至るまでの心理描写はなろう作品の中でも傑出しています。
アニメ化されている作品ですが、演出や心理描写には大きな違いがあり、どちらが先でも新鮮だと思います。
特にアニメ二期では省かれていたエピソード、キャラクターの掘り下げがしっかりとコミカライズされているので、三期を観る前に予習するのも良いかと思います。(12巻辺り~)
まとめ
いかがだったでしょうか?
定番中の定番なので、ここ最近のなろう作品にも多大な影響を与えているのがわかりますね。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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