昨年末くらいから薄々思っていたのですが、2025年に入ってから明らかにアニメを観る本数が減ったんですよね。
とはいえ、好きなアニメは好きなまま。
クールごとにお気に入りの作品もあり、自分の感性が大きく変わったとも言いにくい。
恐らくの理由としては、
・作画が効率化されてきている
・事前PRが過剰な作品が増えた
・日常系が減った(需要が無くなってきている)
この辺りが大きいと思います。
まずは作画についてですが、なろう原作が増え、少年誌系も即アニメ化するようになり、消費のサイクルが上がったことで「作画の効率化」がどのスタジオでも盛んに行われいてるように感じます。
具体的にはデジタル技術が上がったことにより、シャープネスな画面が増え、割り切って色指定がしやすく、コントラスト調整でなんとでもなる作画。
令和の今ではこれが「素晴らしい作画」と捉えられていることも重々承知です、2000年代前半のアニメなんてシャープネスさが無く雑に見えるでしょう。
なので何とも言えないのですが、個人的にはあまり好きじゃない。ただそれだけです。
次に事前PRについてです。
これはもうどの分野にも言えますが、盛り上げすぎ。
もうちょい視聴者側の盛り上がりも尊重して欲しいと思っちゃうのはオールドな考え方でしょうか。公式や関係者がネタバレしてるのもチラホラ見かけるので、正直萎えがちです。
好きな作品は自分で観て、調べて、内容で判断する。
それが楽しいというだけで、感想を共有し公式と一緒に盛り上がることを否定したいわけではありません。
最後にですが・・・日常系が減った。
これはもうゆゆしき事態、本当に減ってしまった。
日常系が衰退した理由としては、ブーム自体が過ぎた説、なろうに食われた説、単純に埋もれている説、日常系作家自体が減った説。など様々ありますが。
結局の所、何も無さを楽しむ。
これ自体が言ってしまえばオワコンと捉えられている可能性があるんですよね。
ぼざろ→フリーレン→ダンダダン→メダリストなど、より刺激的かつハイクオリティな作品がもの凄いサイクルで連発されるので、日常系を今更観ても「味がしない」のではないでしょうか。
意外とブームとは雰囲気で作られるものなので、うっすら需要が無くなったと判断すれば編集部も日常系にプラス要素を求め出し、制作会社からすればアニメ化のハードルも上がります。
つまりわざわざ、日常系を描いたり、日常系をアニメ化してプロモーションする理由が限りなく薄れたということですね。世知辛い・・。
【まとめ】
まぁ、雑にまとめてしまうと、
私は手描きチックな日常系作品が好きなだけの限界集落オタクだということです(笑)。悲しいけどこれが現実なのよね。
でも、京アニのような慣性と重力を感じる足元表現、髪や服のゆらぎ、全盛期の動画工房のようなコミカルながらも構図にこだわり、上手く手描き感を残した表現。
こういうのが好きなんです。それは変わりません。
観る本数が減ってしまったので、メインブログでのアニメレビューも減ってしまっている現状ですが、これが素直なオタクの気持ち。幅広く紹介していましたが、ちょっと限界が来た感じ。
今後は気になった作品のみ、機会があればマイペースに一本づつ向き合いたいと思います。