まず最初にですが、クソケーブルというのは私の物置に眠っていた、USB-C黎明期に何かの機器に付いてきた「マジでよくわからんケーブル」のことを指します。
記事中にクソケーブルと連呼すると思いますが、今普通に売っているケーブルや付属品はほぼそんなことないので、ご理解下さい。
※そういうネタ的怪文書なので「うわっ」と思った方はブラウザバック(古い)でお願いします。
さて、そんなクソケーブルで接続するに至った経緯ですが、オーディオにとってリケーブルの話題ってちょっとナイーブというか、語りだすと半分位の方からは、よく喫茶店で見るアレに対するような疑いと哀れみの目を向けられてしまいます。
違うよ、だってオカルトじゃないもん。
リケーブルの意味はありまぁす!
ということで、持っている中で最もクソであろうケーブルを引っ張り出して、自分で実験することにしました。このケーブルどれだけクソかというと充電に使っても普通のiphoneケーブルの3倍時間がかかり、端子は汚れくすみ、そもそも何で出来てるかもわからない代物。あと妙に固い。
検証はシンプルにクソケーブルで一か月聴いた後、まともなケーブルに変えて感想を述べる。以上。
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はい。一か月経ちました。
この一か月どうだったかというと、まぁ苦痛でした。
意外にも低音はそれなりに再現するので最初は「普通に聴けるじゃん」と思っていたのですが、段々と時間を経るごとに高音の刺さりと微細音のオミット感が気になりだし、半月経つ頃には使いたくないと常に思っていました。
これ系のケーブルにありがちな症状ですが、より極端に、より音がちゃちくなった感じ。ですが、検証なので一か月は頑張って聴き込みました。
で、今新しく用意したエレコムのオーディオ用ケーブルに変えたのですが。
めっちゃ音良い(笑)
低音もより響きますし、微細音はちゃんと端まで把握出来ますし、高音は刺さらない。
安物の専用ケーブルとはいえ、ここまで違いを感じるとは・・まぁ思ってましたけど。改めて実証するとケーブルの影響ってそれなりに大きいなと再確認。
ただ、これは高いものを買ったら劇的に変わる!というより、クソみたいなケーブルはやめとけ!という結果ですね。
必要最低限の質があるケーブルであればリスニングをちゃんと楽しむことが出来ると思います。
若干意味があるようでない実験でしたが、入力ケーブルや細かい部分もちゃんとした方がやっぱり良いと、極端な例をもってわかったので今後に活かそうと思います。
オカルトで済ませてしまうには勿体ないですし、最低限の質を確保できているかは常に考えるべきですね。
ではでは。
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